Miho Uranaka Kentaro Okasaka

[東京 25日 ロイター] - 牧野フライス製作所は25日、日系投資ファンドの日本⁠産業推進機構(NSSK)⁠から新たな法的拘束力のない買収提案を受けたことは事実だと発表した。NSSKも同日、再提案を含む買収提案を行っている事実を認めた。牧野フを巡っては、経済安全保障上の理由からMBKパートナーズによる買収計画が頓挫しており、日本経済新聞は前日、NSSKが牧野フに対して1株当たり1万6000円程度で買収を再提案したと報じていた。

NSSKは、牧野フ株式への公開買い付け(TOB)とスクイーズアウトによる完全子会社化を含む再提案を実施していると説明した。牧野フは「日本にとって貴重かつ重要な役割を担う企業」と位置付けた上で、今回の提案は企業価値や株主価値の向上に加え、雇用機会の創出を通じて日本経済、世界経済の発展に資するものとの認識を示している。

牧野フについては、アジア系⁠投資ファンドのMBKパートナーズが株式​公開買い付け(TOB)を試みたものの、経済安​全保障上の理‌由から日本政府が買収中止​を勧告し、これを受け入れた経緯がある。牧野フは4月にMBKが買収を断念したと公表した際、NSSKから法的拘束力のない初期的な買収提案を受けたことを明らかにしていた。

牧野フは、NSSKの新提案に関する検討を開始しているが、意思決定できる段階にはないと説明。同提案の取り扱いを含め、今後開示すべき事実が発生した場合は速やかに公表するとした。

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