[香港/上海 24日 ロイター] - 中国の複数の証券会社が、顧客がクロスボーダースワップに新規投資するのを制限していることが分かった。海外投資にブレーキをかける狙いがあるとみられる。複数の関係者が24日明らかにした。
関係者によると、機関投資家が23日夜、トータル・リターン・スワップ(TRS)契約を通じた新たな海外投資のエクスポージャーを増やすことはできないと通知された。投資家は既存のポジションを維持するか売却して縮小することしかできなくなる。
中国当局は、資本流出の抑制と海外投資への監視強化を行っている。2024年2月には、国内投資家によるTRS投資額を制限した。今回、規制を強化したとみられる。
関係者によると、今週、国有の中国国際金融(CICC)を含む少なくとも4社の証券会社が、顧客のTRSへの新規投資を制限した。
TRSは、国内投資家が外国の証券などを実際に保有することなく、その金融商品が生むリターンなどを受け取ることができるデリバティブ(金融派生商品)。中国では今年、多くの私募ファンドがTRSを利用して海外市場に投資している。