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Tamiyuki Kihara
[東京 19日 ロイター] - 国際協力銀行(JBIC)の天川和彦・新総裁(64)が19日、就任会見を開いた。政府が進める総額5500億ドル(約88兆円)の対米投融資について「償還確実ではないと判断するプロジェクトは進めることができない」と述べ、単に米からの要請に従って融資するものではないとの立場を強調した。
天川氏は対米投融資の特殊性についての認識を記者団から問われ、日米間の合意の中では自国の法律に従って投融資を行うことが前提となっていると指摘。「国際協力銀行法の中には収支相償と償還確実が入っている。これを守るのが大前提だ」と述べた。
一方、米国とすでに合意した案件について、「通常時間がかかるような環境許認可などに米政府からの恩恵が受けられる」とも説明。ガス火力発電を例に挙げ、「JBICは相当経験を積んでいる」とし、特殊なスキームにおいてもこれまでの知見を活かせるとの認識を示した。
天川氏は1985年、京都大経済学部卒。同年、JBICの前進・日本輸出入銀行に入行。資源金融部第2班課長(LNG)、資源ファイナンス部長などを歴任し、2022年から副総裁を務めた。同行出身の総裁は2人目。
(鬼原民幸 編集:久保信博)