[ロンドン 19日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)健全性規制機構(PRA)は19日、国際的な銀行自己資本規制「バーゼルIII」について、内部モデルアプローチ(IMA)に関する調整を提案した。
IMAは、銀行がトレーディングリスクに備えて保有すべき資本の額を算出する際、標準的方式ではなく、自行の承認済みリスクモデルを使用することを認めるもの。今回、内部リスクモデルに関する重要な精度テストの延長などの措置を提案した。
PRAは「モニタリングを通じて、健全性に関する強固な基準を維持しつつ、枠組みの比例性と運用上の有効性を高め得る的を絞った修正が可能な複数の領域を特定した」と説明した。
英中銀は、バーゼルIII規制のうち、銀行がトレーディング勘定(取引勘定)のリスクをどう算出するかに関わる「トレーディング勘定の抜本的見直し(FRTB)」の実施を2028年1月に延期すると発表している。残りの部分は27年1月に実施する。
PRAは、他国での実施予定が明確になってきたとし、実施スケジュールは維持するとした。
米連邦準備理事会(FRB)は3月、バーゼルIIIの「最終化(エンドゲーム)」に関する修正案を公表し、トレーディングリスク規制に大幅な変更を加え、内部モデルの使用に関する一部の制約を緩和した。欧州連合(EU)は6月、域内銀行の国際競争力を保護する必要があるとして、枠組みの一部を一時的に緩和すると表明した。