Andy Bruce

[ウィガン(イングランド)19日 ロイター] - イングランド北西部メイカーフィールドで行われた英議会下院の補欠選挙で、労働党のグレーターマンチェスター市長アンディ・バーナム氏(56)が勝利した。スターマー首相の退陣を求める動きが本格化しそうだ。

バーナム氏は2万4927票を獲得して勝利。ナイジェル・ファラージ氏率いるポピュリスト政党「リフォームUK」の候補は1万5696票で2位だった。

バーナム氏はこの勝利により、支持率低迷に苦しむスターマー氏の退陣を求める党首選を主導するか、少なくともそれに参加することが可能になった。ただ、焦点はバーナム氏がいつ、どのように動くかだ。

同氏は勝利演説で、この結果は英政治の「転換点」になり得るとし、「わが党に対し、これが変革のための最後のチャンスだと訴えたい。二度目のチャンスはない」と述べた。

世論調査によると、バーナム氏は労働党で最も人気のある政治家で、党員投票による党首選となれば勝利するとみられる。一方、党内の一部議員は、分裂を招く党首選を回避するため、スターマー氏に権力移譲を促せるのではないかと期待している。

スターマー氏は今週、強気の姿勢を崩さず、党首選が行われれば自身も出馬すると表明。激しく党を二分しかねない党首選がもたらし得る「混乱」について党に警告を発した。

しかし、19日未明に開票を見守った労働党下院議員の一人はロイターに対し、バーナム氏の圧勝を踏まえれば、スターマー氏の退陣は不可避で、不透明なのは時期と退き方だけだとの見方を示した。

バーナム氏の最も有力な支持者の一人であるナンディ文化相は記者団に対し、バーナム氏とスターマー氏が近いうちに協議するとの見方を示した。ナンディ氏は閣僚辞任の可能性を否定したが、他の閣僚については発言できないと述べた。

首相府はコメントを出していない。

スターマー氏のもう一人の有力なライバルとされるストリーティング前保健相は今週、首相が退任時期を表明しない限り、近く党首選を強行すると述べた。

バーナム氏は党首選が行われれば立候補すると明言している。

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