瞑想が賢いリーダーシップの土台に

「この調査で、瞑想の役割の理解につながるデータが得られるだろう」

ラビ・シャンカールは世界各地の紛争を止めるための活動にも熱心に取り組んでいる。彼は世界経済フォーラム(ダボス会議)や国連、米議会や欧州議会でスピーチをし、頭を明晰にして集中力を上げれば、思想の違いを超えて外交の力は増すだろうと説いた。

「あらゆる紛争状況において、政府間であれ組織間であれ、人と人との関係であれ、言葉よりも内面を通したコミュニケーションのほうが、はるかに多くを伝えられる」とラビ・シャンカールは言う。

「不安や防御的な姿勢、動揺の空気が漂っていれば、信頼は揺らぐ。だがリーダーが冷静で、全ての人の幸福に本気で向き合っていれば、何かが変わる。人々の態度は軟化し、他の人の主張に耳を傾けるようになり、もっと自然に解決法が出てくる」

第1回目の「国際ヨガの日」のイベントが行われた15年6月21日、ラビ・シャンカールは当時の潘バン・基キ文ムン国連事務総長や外交官たちに短い瞑想を指導した。ラビ・シャンカールによれば、潘はこう語ったという。

「国連は交渉の前には必ず瞑想をしたほうがいい。そうすればみんな心穏やかになって互いの言葉に本気で耳を傾けるようになるだろう。交渉のほとんどは互いに耳を貸そうとしないせいで失敗する」

ラビ・シャンカールは言う。「内なる感情の制御はリーダーに欠かせない。危機の時代には特に、賢いリーダーシップの土台となる」

【動画】瞑想は脳にどのような変化をもたらすのか
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