[18日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、銀行が域内で資金を移動させる際の障壁を撤廃する方針だと、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が18日、欧州委員会の報告書草案を引用して報じた。
• FTによると、EUの銀行競争力に関する報告書草案に盛り込まれた提案は、米国の競合行と比べた域内銀行の業績向上を目的としており、住宅ローンや格付けのない企業向け融資に対する資本要件が緩和される可能性も示している。
• 報告書には銀行預金保険制度の構造改革や、投資会社向け自己資本規制の見直しに関する計画も含まれる。
• ロイターは直ちにこの報道を確認できなかった。欧州委はコメント要請にすぐに応じなかった。
• 欧州の銀行は、現行の規制枠組みが融資を制約していると指摘してきた。欧州銀行連盟(EBF)の推計によると、EUは年間1兆4000億ユーロ(1兆6200億ドル)の投資不足に直面しており、その規模は拡大していて、域内の経済目標の達成を妨げる恐れがあるという。
• FTによると、この提案は銀行による国境を越えた資源配分の柔軟性を高めるもので、各国の規制が銀行に現地子会社で過剰な資本と流動性を保有することを強いているとの懸念に対処する。
• 欧州委員会による銀行セクターの競争力評価は7月に公表される見通しで、その後2027年に法案が提出される可能性が高い。