[18日 ロイター] - 米国とイランの戦闘終結暫定合意を巡って銀行のアナリストは、イランが事実上封鎖してきたホルムズ海峡を通る原油の流通や原油生産が回復するには数カ月間を要する可能性があるとの見解を示した。

ホルムズ海峡は通常なら世界の原油供給量の約5分の1が通過している。封鎖で原油価格が急騰し、北海ブレント原油先物価格は4月に1バレル当たり126ドルと、約4年ぶりの高値を記録した。

米ゴールドマン・サックスは17日発表したリポートで、中東湾岸諸国の輸出が7月末までに戦闘前の水準に戻り、原油生産は10月までに回復するとの予想を表明。原油輸出に使うタンカーの船主が航行に慎重な姿勢を崩さず、それが制約要因になるとも指摘した。

ゴールドマンは「今後60日間にわたる核合意交渉でのイランの地政学的目標に加え、船主のリスク回避姿勢が原油の流れに対する潜在的な制約要因になるとみている」とコメントした。

BNPパリバは最良のシナリオで進んでも原油供給が正常化するには数カ月間を要し、そのためには生産者が停止していた原油生産を日量約1200万バレル分回復させる必要があると説明した。

バンク・オブ・アメリカは物流上の課題に鑑みると原油生産の復旧には数カ月間かかる可能性が高いとし、原油市場は2026年第4・四半期まで供給不足の状態が続きそうだとした。

暫定和平合意後に原油価格は下落しており、18日1403GMT時点でブレント原油は1バレル当たり約77.16ドルで取引された。

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