[ワシントン 18日 ロイター] - バンス米副大統領は18日、米国とイランによる戦闘終結に向けた覚書署名に対するイスラエルの批判について、「自分なら、世界に唯一残っている強力な同盟国を攻撃しないだろう」と非難した。
バンス氏は記者団に対し、トランプ大統領を「現時点でイスラエルに同情的な世界で唯一の国家元首だ」と強調。イスラエルの防衛兵器の大部分が米国の資金援助によって提供されているとし、同国の閣僚らに対し、くぎを刺した。
その上で「イスラエルで最大の問題がトランプ大統領だと考えている人は目を覚まし、自国が置かれている状況の現実を直視する必要がある」とした。
米国とイランは17日、両国大統領が署名した戦闘終結に向けた覚書の文面を公表。14項目の覚書は、4月に発表された停戦を60日間延長し、両国が最終的な停戦交渉を行うための内容となっている。
バンス副大統領は、60日間の停戦が18日から正式に始まったとし、最終交渉期間中に「今後の展開を左右する条件を定めることになるだろう」と語った。
イラン側が出席できるようであれば、今週末にも技術協議が始まるとし、自身が米国交渉団を率いる見通しとした上で、イランのミサイル問題については「最終合意の一環で、イランが全世界を脅かすミサイルを保有しないことを期待している」とした。
また、覚書署名を受け、夜間に「1250万バレル規模の石油」がホルムズ海峡を通過したと明らかにした。
トランプ政権がイラン核合意を巡り、米議会に近く説明を行うと明らかにしつつも、議会の承認を必要とせずに対イラン制裁を一時的に解除できると確信していると述べた。