Alex Lawler

[ロンドン 18日 ロイター] - ロイターが18日に確認した石油輸出国機構(OPEC)の「2026年世界石油見通し」によると、50年までに需要がピークに達する兆候は見られないとした。米国など主要消費国などでのエネルギー政策の転換を要因として挙げた。30年の需要は日量1億1330万バレルと、25年の日量1億510万バレルから増えると予想した。

石油需要は50年までに日量1億2400万バレルに達すると予測。昨年の日量1億2290万バレルの見通しから引き上げた。中国で再生可能エネルギーへの移行に「進展」が見られるとした一方、米欧などでの政策変更のほか、インドや中東、アフリカ、中南米での需要増が、全体の伸びを底上げするとの見方を示した。

OPECは報告で「エネルギーの安全保障や入手しやすさ(アフォーダビリティー)への意識が高まり、世界のエネルギー政策の状況が変化した」とし、「政策の調整や転換につながっており、中長期的に石油需要を支えると予想される」と指摘した。トランプ米政権による、再生可能エネルギーや電気自動車(EV)の導入支援策の見直しや、燃費基準を巡る政策変更を例に挙げた。

船舶追跡データによると、米国は26年に世界最大の石油輸出国となった。

ただ、OPECは米国のシェール産出量は25年にピークに達した可能性が高いと指摘。需要の伸びに対応するため、50年までに石油産業には17兆7000億ドルの投資が必要だとの見通しを示した。

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