Ezgi Erkoyun Ceyda Caglayan

[イスタンブール 18日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は18日、イラン紛争を終結させる暫定合意を歓迎した上で、ホルムズ海峡を無条件で再開するよう求めた。イスタンブールで開かれたイベントで語った。

ビロル氏は、紛争中に海峡が閉鎖されたことで、再び封鎖される可能性を視野に入れて複数の国がエネルギー政策を見直していると述べた。

また、今回の危機が世界のエネルギー地図を塗り替えたとして、IEAは複数の国と新たな戦略について協議するとした。合意成立後に原油価格が下落していることを踏まえ、市場にとって「信頼」が極めて重要だと付け加えた。

ビロル氏はその後、ロイターに対し、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が同海峡を迂回(うかい)する代替の石油・ガス輸送ルートを構築する取り組みを歓迎すると述べた。

<花瓶は割れた>

米国とイランの合意には、イラン側による同海峡再開と、米側による対イラン海上封鎖解除が含まれており、史上最大規模の石油供給途絶が終わる可能性がある。

ビロル氏は、すべての関係者が「安全だと信じられる」よう、同海峡は「無条件で」再開されなければならないと指摘。「これから合意の詳細や交渉プロセス、その後の展開を確認していくことになる」と述べた。

ビロル氏はホルムズ海峡の状況を「花瓶は割れた」と表現し、「全ての当事者が、一度閉鎖されたこと、そして再び閉鎖されうることを認識している」と語った。

同海峡を通る石油・ガスの流量について紛争前の水準に戻るには時間がかかるとの見方を提示。「相当な部分は速やかに回復しうるが、紛争開始前の水準まで戻すには時間が必要だ。特に資金力がなく、必要な技術にアクセスできない国はそうだ」と警戒感を示した。

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