Maria Martinez Miranda Murray

[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツのIfo経済研究所は18日、2027年の経済成長率見通しを3月時点の1.2%から0.8%に下方修正した。米イランが戦闘終結に向けた覚書で合意したものの、インフレは高止まりすると予想した。

26年の成長率見通しは0.8%に据え置いた。拡張的な財政政策、インフラや防衛関連の政府支出増加などが経済を支えるとした。

Ifoの予測は、国内の他の主要4経済研究所の予測(26年=0.5─0.9%、27年=0.8─1.0%)とおおむね一致。ドイツ政府は4月、26年成長率予想を従来の半分の0.5%に、27年も0.9%に下方修正した。10月に次回の見通しを発表する予定。

Ifoのチーフエコノミスト、ティモ・ボルメルスホイザー氏はイラン紛争に起因するエネルギー価格ショックが拡張的財政政策の効果を相殺するため、25年に始まった回復が第2・四半期に足踏みすると指摘した。

政府の追加支出が26年と27年の経済を0.5%ポイント押し上げるが、エネルギーショックが成長を0.4%ポイント押し下げる見込み。

「中東情勢が緩和すれば、26年第3・四半期から回復が再開し、年末にかけて加速する可能性が高い」と述べた。

原油高がモノやサービスに波及するとして、インフレ率予想を引き上げ、26年は2.9%、27年は2.7%とした。

少子高齢化や生産性の伸び悩みにより、潜在成長率は2020年代末までに0.1%に低下すると予想した。

ドイツ経済研究所(IW)が18日公表した調査によると、25年の鉱工業部門就業者数は過去10年で最低となった。労働市場の専門家、ルイザ・クンツェ氏は、「今後の雇用動向に対する警告シグナル」になると述べた。

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