19日の米株式市場の急落を受け、小売や銀行、航空株にいたるまで幅広い銘柄に売りが波及した。米CNBCによれば、米航空大手ボーイングは前日比2.5%安、米鉄鋼大手USスチールは6%安、米銀行大手シティグループとウェルズ・ファーゴも1.5%以上下落した。クリスマスまで1週間を切る中、ターゲット、アマゾン、ノードストローム、ニューウェル・ブランズなどの株価も軒並み3%超下落した。

「FRBは現在も、さまざまな数値に基づき米経済は底堅いと判断しており、2019年に2回の利上げが可能とみている」と、米保険会社プルデンシャル・ファイナンシャルのチーフ・マーケット・ストラテジスト、クインシー・クロスビーはCNBCに語った。「市場に今必要なのは、FRBが米経済の底堅さを裏付ける正確で力強い経済データの数々を証拠として示すことだ」

自己責任もある

米物流大手フェデックスのフレデリック・スミスCEOは、「悪い政治的選択」をしてきた市場にも責任はあると言う。

「トランプのバラマキ減税や、イギリスのEU離脱、ドイツの難民危機や中国との貿易戦争などについて、ことごとく間違った判断を続けてきた。それらすべてがマクロ経済を停滞させた」

(翻訳:河原里香)

ニューズウィーク日本版 世界宗教入門
2026年5月5日/12日号(4月28日発売)は「世界宗教入門」特集。

イラン戦争の背景にある三大一神教を基礎から読み解く[PLUS]宗教学者・加藤喜之教授の「福音派」超解説

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます