[ロンドン 17日 ロイター] - 英競争規制当局の競争・市場庁(CMA)は17日、米IT大手アルファベット傘下のグーグルに対し、検索の順位付けで透明性を高めるための是正を命じた。企業の「より公正な取引」の環境を確保し、グーグルが高める市場支配力への懸念緩和を目指す。

CMAは、グーグルが客観的な基準を用いて検索結果を順位付けすることや、より明確な苦情処理プロセスを導入すること、ユーザーが自身の検索データを認可された第三者に移動できるようにすることが必要だと指摘した。公正な順位付けには6カ月間、データ移動要件の実施には3カ月間の期限を設けた。必要に応じてさらなる措置を導入する可能性があるとした。

CMA幹部は「グーグルの検索サービスが企業や消費者に対してより良く機能するよう段階的に取り組んでいく」と述べた。一方、グーグルの広報担当者は、順位付けの仕組みは「公正で透明性がある」と主張しつつ、CMAと協力していく姿勢を示した。

各国・地域で規制当局の監視が強まる中、グーグルは今年3月、懸念に対処するために新たな検索制御機能を開発していることを明らかにしていた。

英国では検索に関するグーグルのシェアが9割超。CMAはグーグルを「戦略的市場地位」に指定しており、透明性向上の規制対象となっている。CMAは今月上旬、報道機関などが自社コンテンツに関してグーグルの人工知能(AI)機能を用いた検索機能に使用されるのを拒否できるとするルールも発表している。

英企業が、グーグルの順位付けに公正さや透明性に欠けており投資の妨げになっているとしてCMAに申し立てていた。

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