中国株式市場は上昇して取引を終えた。人工知能(AI)関連サプライチェーン銘柄の上昇が消費関連や金融株の下落を相殺、新旧経済セクターの格差が一段と鮮明になっている。

半導体株は6%上昇して過去最高値を付け、本土市場の上昇を主導した。5G通信指数は2.5%上昇。

生活必需品や金融といった伝統的セクターは、それぞれ1%、0.6%下落した。石炭株は2.1%安。

華泰証券のアナリストはリポートで、5月の経済指標についてK字型格差が深まっていることを示していると指摘。鉱工業生産は小幅に増加したものの依然として数年来の低水準近辺にとどまり、内需は第2・四半期に著しく冷え込んだという。

ただK字型格差は、新旧経済や内外需だけでなく、内需の中でも財とサービス、一線都市と全国の不動産市場、さらには地域間でも一段と拡大する可能性があり、経済の構造が全体動向以上に重要になっているとの見方を示した。

中国の銀行監督当局トップは17日、システミックな金融リスクを防止し、新興産業に資源を振り向けると表明した。

中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は17日、上海で開かれた金融フォーラム「陸家嘴フォーラム」で、人民元の国際的な利用を促進する新たな措置を発表するとともに、国内短期金融市場の流動性管理を改善する計画を明らかにした。

香港株式市場は下落。香港上場の大手ハイテク株は0.2%上昇した。

ソウル株式市場は最高値を更新して取引を終えた。原油価格とインフレを巡る懸念が後退し、半導体株が急伸した。

総合株価指数(KOSPI)は1.58%高で終了。前日の米株式市場でハイテク株が下落した流れを受け、取引時間中は一時1.4%下落した。

韓国銀行(中央銀行)総裁はインフレ抑制に向けて政策を調整すると表明。米国とイランの戦争に終結に向けた動きが見られるものの物価押し上げ圧力は継続し、インフレ率は2027年末まで目標を上回り続けるとの見解を示した。韓国の金融監督当局は、市場ボラティリティーの高まりを受け、リスク要因をより注意深く監視すると表明した。

外国人投資家は9931億ウォン(6億5699万ドル)の売り越しとなった。

シドニー株式市場は4日続伸し、2カ月超ぶりの高値で引けた。米・イラン暫定合意の内容が明らかになり投資家心理が改善、鉱業株と銀行株が上げを主導した。

S&P/ASX200指数は一時下げていたが上昇に転じ、4月15日以来の高値で引けた。

バンテージ・マーケッツのマーケットアナリスト、ヒービー・チェン氏は「地政学リスクの後退、原油安、リスク選好の回復に支えられ、足元の上昇相場には勢いがある。ホルムズ海峡の再開で当面は明るいムードが続くだろう」と述べた。

銅価格の上昇で鉱業株指数は1.2%高。BHPは一時1.2%高となり、最高値を更新した。

銀行株指数は0.5%上昇。コモンウェルス銀行(CBA)とマッコーリー・グループはいずれも1%超上昇し、マッコーリーは最高値を付けた。チェン氏は「中銀は金利据え置きでタカ派姿勢を示したが、原油安によるインフレ緩和の可能性から商品(コモディティー)と銀行への信頼感が改善している」と述べた。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

中国 上海総合指数 4108.0762 + 16.1845 + 0.40 4074.2913 4109.9579 4073.7319

前営業日終値 4091.8917

中国 CSI300指数 4931.386 +47.154 +0.97 4859.701 4933.929 4859.701

前営業日終値 4884.232

香港 ハンセン指数 24312.16 -181.79 -0.74 24495.85 24560.19 24254.07

前営業日終値 24493.95

香港 ハンセン中国株指数 8144.03 -96.02 -1.17 8234.70 8250.67 8120.33

前営業日終値 8240.05

韓国 総合株価指数 8864.24 +137.64 +1.58 8622.13 8872.18 8605.66

前営業日終値 8726.60

台湾 加権指数 45877.39 +68.20 +0.15 45685.27 45877.39 45159.51

前営業日終値 45809.19

豪 S&P/ASX指数 8966.30 +48.60 +0.54 8917.70 8976.80 8888.10

前営業日終値 8917.70

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