Emma Farge Anait Miridzhanian
[ナイロビ/ダカール 16日 ロイター] - アフリカ連合(AU)疾病対策センター(CDC)トップのジャン・カセヤ事務局長は16日、コンゴ民主共和国(旧ザイール)で発生したエボラ出血熱の流行が過去最悪規模になる可能性があると警告した。対応の遅れに迅速に対処しなければ、感染封じ込めのために後々、数十億ドルの費用がかかるとの見通しを示した。
カセヤ氏は、アフリカ首脳らと支援国代表が出席したブルンジ主催のオンライン会議で「この流行を今すぐ止めなければ、西アフリカやコンゴ東部で起きた過去の流行よりも深刻な事態になるだろう」と訴えた。2014年から16年にかけてギニア、リベリア、シエラレオネで1万1000人以上の死者を出した大流行や、18年のコンゴでの流行を念頭に置いた発言だ。
AU議長国ブルンジのンダイシミエ大統領は冒頭あいさつで、アフリカ側が計画する今後6カ月間で5億1800万ドルの調達計画に対し、これまで集まったのは1億ドルに満たないことを明かした。
カセヤ氏は、初期の計画に十分な支援が集まらなければ、最終的な必要金額は跳ね上がると指摘。「今後4週間以内に資金を確保できなければ、次にお願いするのは5億ドルではなく15億ドルになるだろう。さらに遅れれば、75億ドルになる」と警鐘を鳴らした。また、800人を超える確定患者の濃厚接触者を追跡するための資源が不足しているといった課題を列挙した。
米国の代表者は同国が最も迅速かつ寛大な支援国だと強調した上で、他国にも拠出を呼びかけた。