Rashika Singh

[16日 ロイター] - 米銀大手ウェルズ・ファーゴは、S&P総合500種指数の2026年末の目標を7950とし、従来の7300から引き上げた。15日の終値(7554.29)を5.2%上回る水準。企業業績の堅調さ、米国とイランの戦闘終結の暫定合意に伴うマクロ経済リスクの緩和、そして直近の市場調整が投資家心理をリセットしたことを理由に挙げた。

S&P500種は今年に入ってから10.3%上昇しており、人工知能(AI)ブームや中東情勢を巡る展開に広くけん引されてきた。ウェルズ・ファーゴは、最近の株式市場の売り圧力によって投資家のポジションが調整され、市場心理が「中立」水準に戻ったことで「市場心理がリセットされ、AI関連銘柄の上昇余地が生まれた。ハイパースケーラー各社の資金調達競争も、半導体やインフラセクターにとって大きな追い風となっている」とし、さらなる上昇余地が生まれたとの見解を示した。

また、中東の地政学的緊張が米国とイランの暫定合意によって緩和され、市場を圧迫していたマクロ経済の不確実性が軽減されたと指摘した。

ウェルズ・ファーゴは26年のS&P500種採用企業の1株当たり利益(EPS)予想を340ドル​とし、従来の315ドルから引き上げた。利益が好調なことと、企業のファンダメンタルズが引き続き強いことを要因としており、27年のEPS目標値も365ドルから390ドルへ引き上げた。

一方、ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティテュートは15日公表したレポートで、S&P500種の年末目標レンジを7800―8000とし、従来の7400―7600から引き上げた。27年末の目標レンジは8600―8800に設定した。

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