Rachel More

[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツの高級自動車メーカーBMWは16日、2026年通期決算の自動車部門の営業利益率予想を1―3%とし、従来予想の4―6%から下方修正した。税引き前利益は前年比で15%超の大幅減の見通しとし、従来の微減から引き下げた。26年の出荷台数は小幅減少とされ、これまでの横ばい予想から引き下げた。

中国市場の低迷に加え、米国とイランが戦闘終結で合意した中東紛争による悪影響も挙げた。BMWは中東紛争の影響が当初の予想よりも深刻だと判明したと述べ、エネルギー価格の高騰も重なり、「安定性の欠如」による世界的な消費者心理の悪化をもたらしたと指摘した。

下方修正後、フランクフルト証券取引所に上場するBMWの株価は1810GMT時点で前日より6.6%下落した。ミラン・ネデリコビッチ最高経営責任者(CEO)はコスト削減策を「大幅に強化し、加速させる。現在の構造やプロセスを、市場環境の急激な悪化に適応させていく」との方針を示した。

中国は世界最大の自動車市場となっており、価格競争の激化が打撃を与えながらもドイツの自動車メーカーにとって最大市場であり続けている。BMWは「この状況を切り離して事業を展開することはできない」とし、米国と欧州での市場の勢いだけでは中国での落ち込みを相殺することはできないと説明した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。