[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国株式市場は、ナスダック総合指数とS&P500種総合指数がハイテク株安を受けて下落した。一方、ダウ工業株30種平均は2営業日連続で最高値を更新して取引を終えた。
S&P500とナスダックは、米国とイランの和平合意を巡る楽観的な見方を受けた前日の大幅上昇が一服した。
米実業家イーロン・マスク氏の宇宙・衛星通信会社スペースXは4.8%高。時価総額は終値でアマゾン・ドット・コムを上回り、米企業で5位となった。一時はマイクロソフトを上回る場面もあった。
原油価格が3月上旬以来の水準に下落したことが株価をある程度下支えしたものの、ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ投資ストラテジスト、マーク・ルスチーニ氏は、調整なしに大型ハイテク株の最近の急騰にさらに上積みするのは難しかったと指摘。「上昇分を消化しているところだ」とし、17日の連邦公開市場委員会(FOMC)声明発表を控え、投資家には一定の慎重な姿勢が見られるとの述べた。
割高なハイテク株を売り、景気敏感セクターに資金をシフトさせる動きが見られ、半導体株は4営業日ぶりに反落した。
S&P500の主要11セクターのうち7セクターが上昇し、金融や工業が上げを主導。一方、情報技術の下落率が最大だった。フィラデルフィア半導体指数は5.7%安と大きくアンダーパフォームした。
原油先物は約5%急落。米国とイランの戦闘終結に向けた暫定合意の詳細が明らかとなり、ホルムズ海峡の再開やイランの原油販売容認が含まれることが材料視された。
2月の戦闘開始以降、原油価格が高騰し、インフレ懸念が高まった。米連邦準備理事会(FRB)は17日まで開くFOMCで金利を据え置くとの見方が大勢だが、市場はウォーシュ新議長のインフレや失業率、経済見通しに関する発言に注目している。
個別銘柄では、化学メーカーのオリンが5.9%安。ハンツマンを24億3000万ドルで買収すると発表した。提示価格が直近株価を下回る水準だったため、ハンツマンは17%急落した。
飲食チェーン大手ヤム・ブランズは1.9%上昇。競争激化などに直面する中、傘下のピザチェーン「ピザハット」事業を27億ドルで売却すると発表した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.06対1の比率で上回った。ナスダックでは1.44対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は209億8000万株。直近20営業日の平均は208億4000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 51999.67 +328.64 +0.64 51712.63 52190.29 51712.63
前営業日終値 51671.03
ナスダック総合 26376.34 -307.60 -1.15 26649.97 26788.62 26369.39
前営業日終値 26683.94
S&P総合500種 7511.35 -42.94 -0.57 7548.78 7564.96 7508.68
前営業日終値 7554.29
ダウ輸送株20種 22194.19 -157.12 -0.70
ダウ公共株15種 1128.53 +7.91 +0.71
フィラデルフィア半導 13294.23 -805.40 -5.71
体
VIX指数 16.41 +0.21 +1.30
S&P一般消費財 1926.65 -2.15 -0.11
S&P素材 658.74 +3.33 +0.51
S&P工業 1518.80 +10.13 +0.67
S&P主要消費財 952.05 +2.79 +0.29
S&P金融 901.69 +13.23 +1.49
S&P不動産 284.92 +0.50 +0.18
S&Pエネルギー 839.25 -2.10 -0.25
S&Pヘルスケア 1776.30 -0.33 -0.02
S&P通信サービス 478.96 +2.82 +0.59
S&P情報技術 6742.74 -160.23 -2.32
S&P公益事業 455.14 +3.10 +0.69
NYSE出来高 14.58億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 69250 - 120 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 69185 - 185 大阪比