Jason Lange

[ワシントン 16日 ロイター] - 米国が来月、建国250周年を迎えるのを前に、米国民の5人に2人が、その後さらに250年にわたって国家として存続することはないと考えていることが、ロイター/イプソスの世論調査で分かった。

調査の期間は12─15日。トランプ米大統領が7月4日の祝賀行事に持ち込んだ党派色の強い演出が物議を醸す中で実施された。

トランプ氏は記念日を祝う多くのイベントで自らを中心に据えており、14日の自身の誕生日にはホワイトハウスで総合格闘技の試合を開催した。

15日には、建国250周年を記念する7月4日の独立記念日に首都ワシントンのナショナル・モールで行われる祝賀行事について、「過去最大のトランプ集会『米国への賛辞(Tribute to America)』」を兼ねるという考えを表明した。

調査では回答者の約38%(民主党支持者の40%、共和党支持者の26%を含む)が、今から250年後に米国が単一の国家として存在しているとは思わないと回答した。自国が存続すると考えたのは62%にとどまった。

また、回答者の3分の2(民主党支持者の85%、共和党支持者の50%)は、米国の民主主義が崩壊の危機にあるという意見に同意すると答えた。この割合は、昨年8月に実施された世論調査の57%から増加した。民主主義の存続を懸念する共和党支持者が増えたことが主な要因。

今回の調査では回答者の約77%が、今後5年間で政治的暴力が増加する可能性が高いと答えた。

<世界で最も偉大な国か>

調査ではまた、米国を世界で傑出した存在と見なす国民の割合が低下していることも示された。米国が世界で最も偉大な国だと考えている人は30%で、トランプ氏の1期目の2017年11月に実施したロイター/イプソス調査の38%から低下した。こうした見方を示した民主党支持者は26%から11%に減少した一方、共和党支持者では約6割で変わらなかった。

米国民の過半数(民主党支持者の4分の3、共和党支持者の半数を含む)が、建国250周年を祝う行事は政治色が強くなりすぎたと考えていると答えた。

独立記念日の祝い方といったより日常的な事柄でも、米国民の意見は分かれた。米国旗の色である赤、白、青の服を着て祝うと答えた共和党支持者は52%だったのに対し、民主党支持者は20%にとどまった。花火大会に行く予定だと答えた割合も、共和党支持者が46%で、民主党支持者の28%よりも高かった。

調査はオンラインで実施され、全米の成人1537人から回答を得た。誤差の範囲はプラスマイナス3ポイント。

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