[16日 ロイター] - 実業家イーロン・マスク氏の宇宙・衛星通信会社スペースX株が、16日寄り前の時間外取引で商いを伴い10%超上昇。12日の上場以降、上昇を続けており、時価総額でアマゾン・ドット・コムを抜く勢いだ。

直近は10.4%高の212.50ドル。新規株式公開(IPO)価格(135ドル)を57%以上上回った。上昇を維持すれば時価総額は約2兆8000億ドルになり、アマゾン(2兆6600億ドル)を上回る。

スイスクオート銀行のシニアマーケットアナリスト、イペク・オズカルデスカヤ氏は「現在のこのバリュエーションが全く意味をなさないことは確実だ。みんな買うだろうから株価が上がると期待してスペースXを買っている。それは投機だ」と指摘した。

米東部時間午前5時02分時点でスペースX株の取引は17億6000万ドル以上。これはエヌビディア、マイクロソフト、テスラ、アップルの取引高の合計の数倍に相当する。

スペースXのオプション取引が早ければ16日にも始まる見込み。初期の取引は活発で変動が大きく、取引コストが高くなると予想されている。

スペースXはナスダック100指数への早期組み入れが決まっている。同指数に連動するパッシブファンドや上場投資信託(ETF)の主要な組み入れ銘柄となるため、同社株への新たな需要が生まれ、上昇が続く可能性がある。FTSEラッセルとMSCIもそれぞれ6月26日と29日付で同銘柄を指数に追加する予定だ。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。