Mathias de Rozario
[16日 ロイター] - コンサルティング会社ベンチマーク・ミネラル・インテリジェンス(BMI)が公表したデータによると、世界の電気自動車(EV)需要は5月、3カ月連続で増加した。補助金と高いガソリン価格が内燃エンジン車からの移行を後押しする構図が続いた。
5月のバッテリー式EV(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)の新規登録台数は前年同月比3%増の約180万台となり、今年1─5月の合計では前年同期比0.9%増えた。
BMIのデータマネジャー、チャールズ・レスター氏はEV市場について「現在の成長は欧州がけん引役となっている」と述べた。
欧州の新規登録台数は5月に23%増の41万5000台だった。レスター氏は、欧州では政府の補助金と高いガソリン価格がEV購入を勢い付かせていると説明した。
半面、中国の5月の新規登録台数は前年同月比9%減の98万7000台。自動車の買い替えに対する補助金の打ち切りと税制優遇措置の失効が響いた。
また北米の5月の新規登録台数は26%減の約12万3000台。米国のEV購入に関する税額控除制度の終了やトランプ政権による二酸化炭素排出規制のさらなる緩和がEV販売の逆風になっている。
レスター氏は、米国の状況が内燃エンジン車とハイブリッド車を生産する方向に転換していると話した。