[ソウル 16日 ロイター] - 韓国のミラエ・アセット・セキュリティーズは15日、米スペースXの新規株式公開(IPO)で株式の割り当てを確保できなかったことを投資家に謝罪し、影響を受けた投資家への金銭的補償を検討する方針を示した。

ロイターが確認した顧客宛ての書簡で、共同最高経営責任者(CEO)のキム・ミソプ氏とホ・スンホ氏は、同社がスペースX株を韓国の投資家に提供する資格を持ち、引受会社の一角を担っていたにもかかわらず、米国の主幹事会社による最終的な配分から外されたと説明した。

米実業家イーロン・マスク氏率いるスペースXは12日にナスダック市場に上場。時価総額は2兆1000億ドルに達し、マスク氏は史上初の「トリリオネア(1兆ドル長者)」になった。

ミラエ・アセットは今月に入り、私募に参加する投資家から5億ドル相当の預かり金を集めていた。事情に詳しい関係者によると、2回に分けて実施された募集は数分以内に完売した。

書簡は「最後まで株式の割り当てを確保するためにあらゆる努力を行った。しかし、米国の主幹事による裁量的な最終判断により、当社には株式が一切配分されなかった」とし、決定に至る経緯を調査中だとしている。

書簡は主幹事会社の名前を明らかにしなかった。

スペースXのIPOに関与したモルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ(BofA)、JPモルガン・チェースはコメント要請に直ちに応じなかった。ゴールドマン・サックスとシティグループはコメントを控えた。

韓国金融監督院の関係者が16日に明らかにしたところによると、同院は8日、割り当てが成立しないリスクについてミラエ・アセットが投資家に十分な説明を行っていたかどうかなど、投資家保護策を巡る調査を開始した。

ミラエ・アセットはコメントを控えた。

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