Hiroko Hamada

[東京 11日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比939円75銭安の6万3239円52銭だった。中東情勢の悪化懸念や前日の米ハイテク株安が重しとなり、一時1800円超安まで下げ幅を広げた。朝安後は一部銘柄に買い戻しが入り小幅高に転じる場面もあったが、一巡後は再びマイナス圏でもみ合いとなった。

・日経平均は850円安で寄り付いた後、一時1843円安の6万2335円75銭まで下落。指数寄与度の大きい銘柄の下げが重し。

・中東情勢は再び不透明感強まる。原油価格が上昇し、企業業績悪化への懸念高まる。

・日経平均は下げ一服後、小幅高に転じる。一部、指数寄与度の大きい銘柄で買い戻しが先行。ソフトバンクグループは朝安後、プラス転換する場面も。

・プライム市場では8割超の銘柄が値下がりし、相場全体で弱い地合い。

・テクニカル面では、6万4000円台に位置する25日移動平均線を下回る。

・今晩は米国で5月卸売物価指数(PPI)が公表予定。エネルギー価格の高騰がどの程度物価に波及しているか、関心が集まる。

・TOPIXは1.54%安の3788.46ポイントで午前の取引を終了。

・東証プライム市場の売買代金は6兆1823億7900万円。

・東証33業種では、鉱業、食料品、海運など6業種が値上がり。非鉄金属、輸送用機器、機械など27業種は値下がり。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが276銘柄(17%)、値下がりは1263銘柄(80%)、変わらずが24銘柄(1%)。

<いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏>

「これまで株高けん引してきた寄与度の高い銘柄のボラティリティーが高くなっており、関連株に左右される展開が継続」

「一方、来週の日米金融政策イベントなどをこなしていけば、日経平均は再び底堅い地合いになるのではないか」

「ボラティリティーの高さを嫌う投資家は、内需など出遅れ銘柄に資金を振り向ける可能性もあるだろう」

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