Abhirup Roy Kalea Hall
[サンフランシスコ 10日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は、将来の電気自動車(EV)モデルで使うリン酸鉄リチウム(LFP)電池を開発する計画を撤回する可能性がある。GMのバッテリー技術部門責任者カート・ケルティー氏がロイターに語った。
GMは以前、LFP電池の開発計画を発表し、南部テネシー州の合弁工場で2027年終盤に同電池の生産を開始する方針を示していた。LFP電池は多くの自動車メーカーがEVの生産コストを低く抑えるために使っている。
ケルティー氏はロイターに、同社はリチウム・マンガン・リッチ(LMR)を利用した電池の開発に重点を置いていると発言。LMR電池はLFP電池とコストはほぼ同じだが、同じ寸法と重量でも、より多くのエネルギーを蓄積できるという。
ケルティー氏は、GMはEVにLFP電池を搭載する計画を今後追求しないかもしれないと話した。テネシー州の工場は今月中にLFP電池の生産を開始するが、それらの電池はエネルギー蓄積システムで利用される予定だと付け加えた。
同氏は、LMR電池がGMにとっての「原動力」となり、大量生産されるとの見通しを示した。
GMは昨年、LMR電池の商用生産を米国の工場で2028年に開始する目標を発表した。ケルティー氏はその日程が今なお目標であるかどうかを明らかにしなかったが、LMR電池は「スケジュール通りに開発が進められている」と語った。