Jekaterina Golubkova
[セバストポリ(クリミア半島) 10日 ロイター] - ロシアが2014年に併合したクリミア半島で、ウクライナのドローン(無人機)攻撃によってロシアからの供給が滞り、ガソリンの購入制限が導入されている。ロイターの記者が10日明らかにした。
ウクライナによるドローン攻撃はクリミアへの2大供給ルートに集中している。一つはロシアが支配するウクライナ南東部を経由する陸路、もう一つはクリミアとロシア・タマン半島の間のケルチ海峡を経由するルートだ。
ロイターの記者によると、一部の店舗でここ数日、砂糖が不足し、ロシアの主食であるそばの実についても5キロを超える購入に制限が設けられていた。現在は商品が補充されパニックの兆候は見られないという。
燃料を求める行列も一部で見られ、1人当たり20リットルに制限されている。また購入時にはナンバープレートにひも付けられたQRコードが発行されている。
ロシアが任命したセバストポリのラズボジャエフ市長はメッセージアプリ「テレグラム」に「20リットルの制限は現在も有効だ」と投稿した。
<博物館で火災>
セバストポリの当局者が10日明らかにしたところによると、ウクライナのドローンが博物館を攻撃した。この博物館は、ロシア帝国と、オスマン帝国を含む連合軍が戦ったクリミア戦争(1853─56年)を記念するもので、ロシアはこの戦争で敗北している。
ラズボジャエフ氏はテレグラムに、博物館の屋根で火災が発生していると投稿した。被害の詳細や死傷者の有無については明らかにしなかった。
ロシアが任命したクリミア半島のアクショーノフ首長はテレグラムで、夜間の列車運行本数を減らしたと明らかにした。同半島では今週、ドローン攻撃で列車運転士が負傷し、助手が死亡している。
一方、ボルガ川沿いの主要な石油拠点で、国営石油大手ロスネフチの複数の製油所が立地するロシア・サマラ州のノボクイブイシェフスク市がドローン攻撃を受け、迎撃していると同州知事が明らかにした。