[9日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは9日、デンマークにおいて監視付き先進運転支援システム「フル・セルフドライビング(FSD)」が承認され、間もなく導入されると発表した。
テスラは販売のてこ入れを図るために、自動運転システムに期待を寄せている。競争の激化やラインアップの陳腐化に加え、一部の顧客を遠ざけてしまったイーロン・マスク最高経営者(CEO)の右派的な政治的発言により販売が鈍化していることが背景にある。
ただデンマーク道路交通局(DRTA)によると、今回の承認は暫定的で、同システムは欧州連合(EU)の欧州委員会による承認をまだ受けていない。DRTAは、監視付きFSDの承認について、先行するオランダの承認を認めるデンマークを含むEUの一部加盟国にのみ適用されると説明した。
今後、EU全体での承認が得られれば、全加盟国に適用されるが、却下された場合は、6カ月以内にオランダの認可が無効となり、それに伴いデンマークの承認も失効する。
テスラの監視付きFSDを巡っては先月にエストニアが認可。これに先立ち、オランダの規制当局が4月、欧州で初めて承認していた。