[ロンドン 9日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は9日、ベイリー総裁と右派政党リフォームUKのファラージ党首が口論しているようなフェイク動画や架空の記事がソーシャルメディアで拡散されたことを受け、一般市民に警戒を呼びかけた。

問題となった画像はXで9日拡散され、BBCニュースの架空の記事を掲載したウェブページにリンクするものだった。この記事は、250ポンド(335ドル)を11週間で100万ポンドに増やせる可能性があるとする金融取引を奨励する内容だった。

ベイリー氏は中銀が9日発表した声明で「残念ながら、イングランド銀行や他の中央銀行を装った広告が増えている。これらの詐欺行為はオンラインで一般市民、特に弱い立場にある人々を犯罪に利用するよう設計されている」と強調した。

9日に拡散された画像には、ファラージ氏がベイリー氏を蹴っているように見える場面や、BBCの討論番組のような背景でファラージ氏がベイリー氏に銃を突き付ける場面があった。

ファラージ氏はXに「あなたはXで奇妙な人工知能(AI)動画を閲覧したかもしれない。ベイリー氏と私には意見の相違があるが、私は(動画のような)行動は決して行わない」と投稿した。

実際にはファラージ氏とベイリー氏は、中銀の債券売却の方法や、金融政策委員会における実業家の欠如、気候変動への取り組みといった点で意見が異なっている。

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