ロシアは2日未明、ウクライナの首都キーウや東部ドニプロ、ハルキウなど各地で大規模なドローン(無人機)・ミサイル攻撃を実施し、ウクライナ当局によると、少なくとも11人が死亡、100人超が負傷した。ロシア側が大規模攻撃の計画について数日前から警告していた中での攻撃となった。

ロシアは先週、自国が実効支配するウクライナ東部ルハンスク州の学生寮がウクライナのドローン攻撃を受け21人が死亡したことへの報復として、キーウにあるウクライナ軍関連施設や意思決定拠点に対し「一連の計画的な攻撃」を開始すると表明し、外国人に退避を勧告していた。

キーウのクリチコ市長によると、夜間の攻撃でキーウでは4人が死亡し、子どもを含む65人が負傷した。

市長によると、ミサイル攻撃を受けたとみられる24階建ての集合住宅が崩落し、住民らががれきの下敷きになっている恐れがある。また、ミサイルの残骸が原因とみられる火災で、9階建ての集合住宅も他の建物と共に燃えている

市長はテレグラムで「オボロン地区では、落下したミサイルの残骸が直撃し、複数の車両が燃えている。2カ所の空き地でも火災が起きており、うち1カ所は幼稚園の近くだ」と述べた。

目撃者によると、未明にウクライナの防空システムがロシアの攻撃を迎撃する音が響く中、キーウでは数千人の住民がペットや所持品、マットレスを抱えて地下鉄の駅に避難した。

ロイターの記者によると、キーウでは夜明け後にも複数の爆発音が聞かれた。

ウクライナ空軍によると、ロシアは未明にミサイル73発とドローン656機を発射し、キーウが主な標的となった。テレグラムへの投稿で、空軍はミサイル40発とドローン602機を撃墜・無力化したとしている。

「ジルコン」8発も