Tetsushi Kajimoto
[東京 1日 ロイター] - 財務省が1日発表した2025年1―3月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比0.0%で横ばいとなった。売上高は同1.1%増、経常利益は同14.6%増となった。
季節調整済み前期比では、設備投資は2.0%減少した。製造業が0.6%増加する一方、非製造業が3.4%減少した。売上高は1.3%、経常利益は4.1%とそれぞれ増加した。
人手不足と企業収益好調を背景に、設備投資は金額ベースで18兆8064億円と過去最大を更新した。業態別では製造業が0.4%マイナス、非製造業はプラス0.3%となり、非製造業が全体の設備投資の前期比割れを防いだ。
企業全体の売上高は408兆6614億円と過去最大を記録した。製造業の経常利益は12兆9231億円と過去最大となった。
法人企業統計の設備投資は、国内総生産(GDP)2次速報(改定値)を算出する上で注目されている。
内閣府は6月8日に2026年1─3月期GDP2次速報を発表する。需要側の統計である法人企業統計の設備投資が伸び悩んだことから、市場では、GDP2次速報における設備投資や全体の伸び率の下方修正につながるとみる向きもある。