[ワシントン 28日 ロイター] - 米国、カナダ、メキシコの3カ国は28日、エボラ出血熱の感染リスクが最も高いアフリカ地域からの渡航者に対する公衆衛生上の渡航対策を統一したと発表した。
来月開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会期間中に自国民や観光客を保護することが目的とされる。
米・加・メキシコは共同声明で「北米に世界各国からの訪問者を迎えるにあたり、この地域に住む全ての人々の健康と安全はわれわれの最優先事項だ」と表明。ただ、具体的な対策については詳細を明らかにしなかった。
世界保健機関(WHO)は17日、コンゴ民主共和国で流行が拡大しているエボラ出血熱について、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態であると宣言した。
米疾病対策センター(CDC)は先週、過去21日間にコンゴ民主共和国、ウガンダ、南スーダンに滞在または出発した人の入国を、出身国を問わず一時停止する措置を発表。合法的な米国の永住者も制限の対象となる。
カナダ政府も27日から、コンゴ民主共和国、ウガンダ、南スーダンの居住者の入国を90日間禁止した。また、公衆衛生当局によると、過去数週間に感染地域に滞在し、症状が出ていないカナダ国民、永住権保持者、その他の外国人は、30日から21日間の隔離措置を受ける必要がある。
メキシコ保健相は今週、空港でのエボラ出血熱の検査体制を強化すると発表。国民に対しコンゴ民主共和国への渡航を避けるよう促すとともに、同国からの入国者には21日間の隔離措置を順守するよう求めた。