蚊の急増が予想される都市に大都市が並んでいるのは偶然ではない。
蚊は人口が密集する都市部に引き寄せられる。都市は餌が豊富で隠れた繁殖場所(詰まった排水溝や溜まり水など)が多く、天敵が少ない一方で、ヒートアイランド現象によって都市特有の温暖化が進んでいる。
オーキンの「ホットスポット」ランキング入りした州の中には、特に蚊の問題が深刻な州もある。
例えばテキサス州では85種以上の蚊が見つかっている。ニューヨーク州は高温多湿な夏の間、蚊の繁殖地となる。湖や湿地が多いミシガン州は、アウトドア愛好家の楽園であると同時に、蚊の産卵場所としても理想的だ。
ただし蚊はアメリカの全50州に存在している。オーキンのランキングには含まれていなくても、アラバマ、フロリダ、ルイジアナ、ノースカロライナ、サウスカロライナ、ケンタッキーなどの各州は特に深刻な状況にある。
害虫駆除会社のエンヴ・グローバルによると、蚊による死者は世界で最も多く、年間約72万5000人が命を落としている。
CDCは、デング熱やジカ熱、チクングニア熱、黄熱病を媒介するネッタイシマカに注意するよう呼びかけている。
また、ヒトスジシマカもデング熱、ジカ熱、チクングニア熱を媒介する危険がある。ただし人間だけでなく動物も刺すことから、人間に感染させる可能性は低い。
2026年6月2日号(5月26日発売)は「ヘルスリテラシー 健康知識を読み解くクイズ50」特集。
偽情報があふれる時代。医療・健康の知識を正しく見極め理解する最適の方法は?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます