[ニューヨーク 26日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが円やユーロなど主要通貨に対してやや上昇した。米国がイラン南部で自衛目的の攻撃を実施したことを受け戦闘停止に向けた合意への期待が後退し、「有事のドル買い」が再燃。円は対ドルで介入ラインとみられている160円に接近した。
米軍は25日、イラン南部で機雷を敷設しようとしていた船舶やミサイル発射拠点を標的に自衛目的の攻撃を実施したと表明。これに対しイラン外務省は26日、重大な停戦違反と非難した。
バノックバーン・グローバル・フォレックス(ニューヨーク)のチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は、米国とイランの戦闘早期終結への期待が後退したことでドルに対する需要が高まったと指摘。「状況はかなり分かりやすい。週末には停戦が近いとの見方が広がったが、その後に新たな敵対行為が発生した。市場は今後の展開を見極めようとしている」と述べた。
ゴールドマン・サックスのスチュアート・ジェンキンス氏率いるアナリストチームは顧客向けノートで、中東情勢を巡り状況が行きつ戻りつしていることのほか、エネルギー価格の動向などが現在、外為市場の大きなテーマになっているとの見方を示した。
市場心理が変化する中、円は軟調になり、ドル/円は日本の政府・日銀が為替介入に動く可能性のある水準とみられている1ドル=160円に接近した。終盤の取引で円は対ドルで0.2%安の159.31円。
ユーロ/ドルは0.12%安の1.1629ドル。
主要通貨に対するドル指数は0.13%高の99.16。
ドル/円 NY終値 159.29/159.31
始値 159.13
高値 159.38
安値 159.14
ユーロ/ドル NY終値 1.1628/1.1632
始値 1.1641
高値 1.1645
安値 1.1617