[26日 ロイター] - イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師は、中東諸国はもはや米軍基地の盾にはなり得ないと表明した。
ハメネイ師はサウジアラビアのイスラム教聖地メッカに世界中から信徒が訪れる大巡礼(ハッジ)に際し、メッセージアプリ「テレグラム」に投稿。「時計の針は戻せない。地域の諸国民と国土はもはや米国の基地の盾にはならない」と記した。さらに「今後、『米国に死を』『イスラエルに死を』というスローガンは、イスラム共同体、世界の抑圧された人々、とりわけ若者のスローガンとなる」と述べた。
米軍は25日、イラン南部で自衛目的の攻撃を実施したと発表。ルビオ米国務長官はイランとの合意に関する文言の交渉について「数日かかる」可能性があると述べた。
一方イランの革命防衛隊は26日、新型防空システムを用いて米国のドローン(無人機)を撃墜し、これとは別のイラン領空に侵入したドローン1機と、戦闘機1機にも発砲したと明らかにした。
イランのガリバフ国会議長とアラグチ外相は戦争終結に向けた合意の可能性について、カタールのムハンマド首相と協議するためドーハを訪問している。
イランのファルス通信は情報筋の話として、資金の凍結解除が覚書締結に向けた最後の重大な障害となっていると報じた。
イラン側の情報筋によると、米国との第1段階の合意は全戦線での戦争終結、ホルムズ海峡の通航に関する30日間の枠組み設定、および一部の財政的救済措置の提供のみに関するもので、イランの核計画など、より複雑な問題は第2段階で交渉される予定だ。