[キーウ 20日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、ウクライナの首都キーウの北方でロシアが新たな攻勢を開始する可能性があるため、北部地域の兵力を増強するとともに、ウクライナの北に位置するベラルーシに対する外交的圧力を強化すると表明した。
ゼレンスキー氏は、ロシアが北方からの攻撃拡大に向け5つのシナリオを策定していることを把握しているとし、ウクライナの情報機関がロシアによるチェルニヒウ・キーウ方面での攻勢計画に関するデータを詳細に分析したと言及。ウクライナ軍はこの方面で防衛を強化すると述べた。
チェルニヒウはベラルーシに向かう幹線道路沿いにあるキーウ北方の都市。ゼレンスキー氏はここ数週間、ロシアの同盟国であるベラルーシからの攻勢強化の可能性について警戒を強めている。ゼレンスキー氏は国境沿いで異例の動きが確認されたとしているものの、詳細は明らかにしていない。
ウクライナ軍のシルスキー総司令官は前日、ロシア参謀本部が北方からの攻勢作戦を積極的に検討、計画しているとの情報を得ていると述べていた。
ベラルーシは18日、ロシアと連携し、核兵器運用に関する軍の即応態勢を検証する演習を開始したと発表している。