Takahiko Wada

[東京 20日 ロイター] - 日銀が20日に発表した「債券市場サーベイ」の5月調査によると、債券市場の機能度に対する市場参加者の見方を示す機能度判断DIはマイナス16となった。2月の前回調査(マイナス26)を上回り、2四半期ぶりに改善した。引き続きマイナス圏ながら、2025年2月調査以来の高水準。今回の調査期間は長期金利が急上昇し始める直前に当たり、金利の安定推移が機能度改善につながったとみられる。

調査期間は5月1―12日。日銀の国債売買オペ先や大手機関投資家など77社を対象に調査した。機能度判断DIは機能度が「高い」と答えた割合から「低い」と答えた割合を差し引いた数字で、マイナスの数字が大きいほど市場機能が低下していると判断している市場参加者が多いことを意味する。

金利見通しは前回より上方にシフトした。長期金利の指標となる10年債利回りの中央値は、26年度末が2.65%(前回は2.50%)、27年度末が2.70%(同2.50%)。今回新たに加わった28年度末は2.70%

2月調査では、1月下旬にかけて超長期金利が大幅に上昇し、機能度が低下していた。

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