[バンコク 19日 ロイター] - タイは、19日に閣議で承認された見直しを受け、渡航者に対するビザ(査証)免除規則を厳格化する方針だと、外務省領事当局の高官が明らかにした。

内容はビザなし滞在期間の短縮や対象国の削減などで、93カ国を対象とした60日間のビザ免除措置が廃止されたほか、30日間のビザ免除措置は維持されるものの対象国・地域は57カ国から54カ国に削減されるという。同高官は除外される3カ国は明らかにしなかった。

アジア有数の観光地であるタイは、コロナ禍前の2019年にはピーク時で約4000万人の観光客が訪問し、観光業は雇用創出と成長の原動力となっている。

60日間のビザ免除制度は、コロナ禍後回復に苦戦していた経済の活性化と観光振興を目指し、24年に導入された。

同高官は、複数の免除制度が観光客の混乱を招いていたとした上で、今回の変更は相互主義、安全保障上の問題、政策の重複など複数の要因に対処する目的と述べた。

一方、当局は長期滞在が悪用され、一部訪問者が違法行為に関与していることを懸念している。

この措置は、官報掲載後15日以内に発効する。

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