[ビリニュス 19日 ロイター] - エストニア当局は19日、北大西洋条約機構(NATO)の軍用機が同国上空でウクライナから飛来したとみられるドローン(無人機)を撃墜したと発表した。ロシアと国境を接する地域では、ウクライナによる対ロシア攻撃による領空侵犯が相次いでいる。

隣国ラトビアもドローン警報を発令、ロシア国境付近の住民に屋内退避を呼びかけ、NATO部隊機が発進した。

ウクライナはロシアに対する長距離ドローン攻撃を強化しており、バルト海周辺地域も対象となっている。複数のウクライナの軍用ドローンが3月以降、ロシアと国境を接するNATO加盟国のフィンランド、ラトビア、リトアニア、エストニアの領空に入っている。ラトビアでは14日、領空侵入への対応を巡る混乱から首相が首相が辞任を表明、連立政権が崩壊した。

エストニアのペフクル国防相によると、ウクライナのものとみられるドローンはルーマニア空軍のF16戦闘機が19日に撃墜した。

ウクライナのゼレンスキー大統領は先週、ラトビアの領空防衛を支援するため専門家を派遣する方針を示した。

フィンランドでは15日、首都圏でドローン飛来の疑いから住民に屋内退避を呼びかけ、ヘルシンキの空港を3時間にわたり運航停止した。国防軍が戦闘機を緊急発進させたが、ドローンは発見されなかった。

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