面白いPodcastの4条件

──野村さんにとって、面白いPodcastの条件とは何でしょうか。

面白いPodcastの条件は、「その人にしか言えない話をしているかどうか」。そのヒントになるのは3つあって、①職業的専門性、②ライフヒストリー、③強烈に好きなものです。このいずれかから「自分にしか話せないものは何か」を掘り下げると、面白いPodcastになると思っています。

実際に企画に落とし込むときには、「人×テーマ」の考え方が有効です。自分がどの属性の「人」として話すか、その属性の人がどんな「テーマ」を話せばリスナーにとって「価値のある話」になるかを考えてみる。

その「価値のある話」については、次の4つに整理しています。1つめは、知らなかったことを教えてくれる「発見」、2つめは、複雑なことがスッと腑に落ちる「理解」、3つめは、「あるある」とうなずける「共感」。そして4つめは、「この関係性や場の空気にずっと浸っていたい」と感じさせる「空間設計」です。この4つのうち1つ以上を満たせているかが、リスナーにとって「価値のあるコンテンツ」の指標になると思います。

──このフレームワーク、とてもわかりやすいです。「自分には特別な専門性も強烈な趣味もないし、語ることなんてないな」と感じてしまう人は、どうやって「語れること」を見つけるとよいでしょうか。

大前提として、誰にでも語れることは必ずあります。職業的専門性に関しては、自分では当たり前のことでも、外から見れば興味を引く「ノウハウの塊」だったりするんですよね。職業人としてできることを箇条書きにして、違う職種の人に見せると、「面白そうだね」といわれる可能性は高いです。

Podcastのリスナーを増やすのは「選挙活動」と同じ
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