[ニューヨーク 18日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが大半の主要通貨に対して小幅に下落した。市場はイラン戦争の終結に向けた進展のほか、原油価格の高止まりが続いた場合に米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めに動くかどうかを見極めようとしている。
原油先物はこの日、不安定な取引の中で約2%上昇し、2週間ぶりの高値を付けた。イラン戦争に伴う供給混乱への懸念が、米国が協議中にイラン産原油への制裁措置を免除することに合意したとの報道を相殺した。
ドルは先週、エネルギーコストが消費者物価に波及し、FRBの利上げにつながるとの見方から米債利回りが急上昇したことを受けて上昇していた。
コメルツ銀行のストラテジスト、マイケル・フィスター氏は「当初からFRBの金融政策に対する期待はより引き締め的な方向に大きく傾いていたものの、市場参加者は依然として利上げに賭けることに消極的だった」と指摘。しかし先週、この状況は変化し、特に主要10カ国(G10)諸国の間でその変化が顕著だったと述べた。
主要通貨に対するドル指数は0.14%安の99.13。先週は週間で、3カ月ぶりの大幅な上昇幅を記録していた。
円は対ドルで0.14%安の1ドル=158.99円と、4月30日以来の安値を付けた。日本当局は4月終盤から5月序盤にかけて数回の為替介入を実施し、円高に誘導したが、その後、上昇分の大半を失っている。
事情に詳しい日本政府関係者は、日本政府が編成を検討している2026年度補正予算の財源として、新たに特例公債(赤字国債)を発行する方向で検討していると明らかにした。
ユーロは0.09%高の1.1636ドル。
英ポンドは0.66%高の1.3409ドルとなった。
ドル/円 NY午後3時 159.06/159.10
始値 158.91
高値 159.08
安値 158.62
ユーロ/ドル NY午後3時 1.1628/1.1630
始値 1.1626
高値 1.1657
安値 1.1627