Miho Uranaka

[東京 18日 ロイター] - りそなホールディングスは18日、第一ライフグループ、ジェーシービー(JCB)と個人向けサービスで協業する基本合意を締結したと発表した。金融と日常生活を結び付けたサービス基盤を拡大し、個人顧客との接点強化を図る。

りそなは9月下旬をめどに、暮らしを起点にした新サービス「りそなプラス」を開始する。アプリを通じて第一ライフ傘下のベネフィット・ワンが持つ国内外140万件超の飲食や買い物、旅行などの優待コンテンツを提供。りそなの既存のポイントサービスをJCBの「Jポイント」に統合する方向で検討する。銀行取引でJポイントがたまる仕組みも整え、早期に2000万人規模への拡大を目指す。

南昌宏社長は会見で「金融と暮らしが融合する新たな世界観の実現に向け、最初の一歩を踏み出す」と述べた。

預金獲得競争が強まる中、銀行各社は決済やポイント、非金融サービスを組み合わせた顧客囲い込みを強化している。りそなHDも今月、JR西日本グループとの連携を公表しており、今回の第一ライフグループ、JCBとの提携を通じ、金融と暮らしを融合したサービス展開を加速し、顧客基盤の強化を急ぐ。

南氏は、預金獲得への効果について、明確な目標は置いていないとしつつ、「魅力度が増すことで流動性預金の滞留は高まる」と指摘した。

会見した第一ライフグループの菊田徹也社長は、ベネフィット・ワンの優待サービスについて「日常生活と高い頻度で多面的な接点を作り出す」と説明。今回の協業を通じ、非保険領域のサービス拡充につなげる考えを示した。

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