[東京 18日 ロイター] - 午前のドルは158円後半で強含んでいる。中東紛争の和平に向けた道筋がみえない中、週明けのアジア時間も原油高や米金利上昇が継続し、ドル買いが優勢となった。一時2週間ぶり高値をつけた。一方、政府・日銀による為替介入への警戒感も根強く、節目となる159円の手前で上値が抑えられている。

ドルは朝方から強含んで推移し、一時158.96円に上昇した。4月30日以来、約2週間ぶりの高値となる。アジア時間の原油相場は米標準油種のWTI先物が108ドル台に、米長期金利が一時4.63%台にそれぞれ上昇し、ドル買いを促した。

円金利は上昇しているが、世界的に金利が上昇基調にある中で金利差縮小が意識されにくい。一方、節目の159円に接近する場面では介入への警戒感が高まりやすいとみられ「慎重に介入レベルを打診している印象」(国内証券のストラテジスト)との声がある。

ドル/円は当局による介入が観測された4月30日以降の下落幅の3分の2を約2週間と短期間で回復しており、市場では「(ドル高/円安)は投機主導というより、実需と投資が主な要因の可能性がある」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト)との指摘が聞かれる。

ドル高/円安の基調が反転するには、中東情勢が和平に向かい、原油価格が下落しなければ難しいと植野氏は話している。

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