Hiroko Hamada
[東京 18日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比566円20銭安の6万0843円09銭となった。国内の金利高や前週末の米株安などが重しとなり、指数寄与度の大きいAI(人工知能)・半導体関連の一角や主力株に売りが出た。日経平均は一時1000円超下落した。一方、好決算を公表した銘柄への物色は引き続き活発だった。
日経平均は前営業日比109円安でスタートした後、一時小幅高に転じたが、その後再びマイナス圏に沈み下げ幅を拡大。朝方から国内の債券市場で金利上昇が目立ったほか、米金利高による米株安も嫌気され、日経平均は前場中盤に一時1032円安の6万0376円98銭まで下落。5月7日以来の安値水準となった。
その後は下げ幅を縮小したが、上値の重い展開が続いた。一方、国内では前週に企業決算のピークを迎えたばかりで、好業績銘柄には買いが先行した。
三菱UFJeスマート証券のチーフストラテジスト・河合達憲氏は足元の株安について、「基本的には、5月7日の急騰後の短期的な過熱感を払拭する調整が出ているようだ」とみている。目先については「出そろった決算を消化するタイミングに入り、好業績ながら放置されていた銘柄には物色が向かうのではないか」(河合氏)という。
TOPIXは0.77%安の3834.10ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は4兆1685億0900万円だった。東証33業種では、サービス、精密機器、海運など7業種が値上がり。輸送用機器、繊維製品、卸売など25業種は値下がりし、非鉄金属が変わらずだった。
決算銘柄では、キオクシアホールディングスがストップ高買い気配となった。リクルートホールディングスは17%超高と大幅上昇。
AI・半導体関連では、東京エレクトロン、フジクラ、アドバンテスト、ソフトバンクグループが下落。主力のトヨタ自動車や指数寄与度の大きいファーストリテイリングが軟調だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり390銘柄(24%)に対し、値下がりが1153銘柄(73%)、変わらずが21銘柄(1%)だった。