エアコンと小型テレビがある新しい「住処」

施設に到着後、支援員に案内されて「施設」の中に入った。

4階建てのやや古い建物で、入り口には看板が一切ない。玄関扉の横には数台の自転車が置かれていた。1階のホールには各種の知らせやバイト情報や生活規則などが貼り付けられている。玄関ホールの隣に小さな部屋があり、施設長と支援員が勤務するところである。

ホール奥にある比較的大きな部屋は食堂だ。食堂の裏にはキッチンがある。食堂の側面の壁には大きな「名簿」が貼り付けられ、50人の入居者の実名、部屋番号、所属クラスなどが記載されており、誰かを捜すときにはとても便利だ。名前欄から、外国人入居者も2人いることがわかる。

食堂に入り、荷物を置くとすぐに施設長がやってきた。体格のしっかりした中年の男性だった。挨拶を交わした後、施設長は施設の概要、時間制度、生活規則、保護費の使用方法などを紹介し始めた。

施設では毎日朝夕2食が提供され、食事を抜いても食事代は返金されない。

国は毎月、入居者(生活保護者に限り)1人に13万円を支給するが、施設は居室使用料月額4万8000円、光熱水費1万1000円、食事費5万4500円、共益費6500円などを差し引いた残りの1万円を小遣いとして入居者に支給している。

小遣いの額は施設によって異なり、数千円から数万円までさまざまだそうだ。

施設長の説明が終わると、支援員に案内されて施設内の個室、共用浴室、共用トイレ、洗濯機と冷蔵庫の設置場所、喫煙場所などを見学した。私は1階の大浴室だけを見たが、そこには複数のシャワーと大きな浴槽があり、一般的なホテルの公共風呂に似ている。

他の設備はすべて2階以上にあるので私は見られなかったが、聞いた話では、2階、3階、4階にはそれぞれトイレ2か所、洗濯機2台、冷蔵庫2台がある。喫煙場所は4階のある部屋に設けられ、中にはシートがあり、入居者同士のコミュニケーションの場所にもなっている。

宇海くんはそこからまた離れ、アパートに移った
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