トレーニングパートナーだった親友マーク・コールマン
同棲中の恋人ドーン(エミリー・ブラント)に手を上げることこそないが、挑発されればその巨大な拳でドアをたたき割る。やがてアリゾナ州フェニックスの自宅で薬物を過剰摂取し倒れているところをドーンに発見され、リハビリ施設に入所する。
だが退所後も、酒と薬物の誘惑を退けるのは難しい。ドーンはケアーの力になろうとしながらも、彼の決意を試すかのように友達と飲み歩く。
その頃、かつてトレーニングパートナーだった親友マーク・コールマン(演じるのは現役の総合格闘家ライアン・ベイダー)が頭角を現す。
ケアーは再び頂点を狙おうと、伝説の元チャンピオン、バス・ルッテン(演じるのは本人)の下で鍛え直す決意をする。かくして日本で開催される総合格闘技イベントで、リング上では対戦したことのなかった親友同士がついに激突する可能性が浮上する。
本物の格闘家が本人役などで出演しているのも、ファイトシーンにドキュメンタリーめいた臨場感を添える。サフディは経験豊かなプロの間に素人俳優を入れるのが好きだが、今回の配役は全てが成功したとは言えない。
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