Stephen Culp
[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が反落して取引を終えた。米消費者物価指数(CPI)が予想以上に加速し、米とイランの停戦を巡る不透明感から、利益を確定する動きが出た。
ハイテク株が軟調で、ナスダック総合の下げが目立った。一方、ヒューマナの急伸に支えられ、ヘルスケア株が買われ、ダウ工業株30種は小幅高で引けた。
S&Pとナスダックは依然として最高値圏にある。
決算シーズンが終盤に入る中、投資家の関心は株価バリュエーション、マクロ経済、地政学的動向に向かっている。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%下落したが、人工知能(AI)への期待を背景に、年初来では65.4%高となっている。
インフラキャップの最高経営責任者(CEO)兼ポートフォリオマネジャー、ジェイ・ハットフィールド氏は「われわれは相場が伸び悩むと予想してきた。決算シーズン中は強気が広がり、その後に弱気が訪れるからだ」と述べた。
4月のCPI上昇率は前年比3.8%と、3月の3.3%から加速し、市場予想を上回った。イラン戦争に伴うエネルギー価格の高騰と食品価格の急上昇を受け、2カ月連続で大幅な伸びとなった。
ハットフィールド氏は「原油価格が下がらない限りインフレは改善しない。これは歴史が証明している」と語った。
S&P総合500種の主要11セクターでは、一般消費財と情報技術の下げが目立った一方、ヘルスケアと主要消費財が上昇を主導した。
医療保険大手ヒューマナは7.7%高。バーンスタインが目標株価を36%引き上げたことが材料となった。
ゲームソフト販売ゲームストップは3.5%安。電子商取引(EC)大手イーベイがゲームストップによる560億ドルでの買収提案を拒否したことを受けた。
遠隔医療サービスのヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルスは14.1%下落。第1・四半期の売上高が市場予想を下回り、予想外の赤字を計上したことが嫌気された。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.79対1の比率で上回った。ナスダックでも1.95対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は196億3000万株。直近20営業日の平均は180億8000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 49760.5 +56.09 +0.11 49739.6 49823. 49307.6
6 2 94 6
前営業日終値 49704.4
7
ナスダック総合 26088.2 -185.9 -0.71 26087.0 26190. 25739.2
0 2 1 48 2
前営業日終値 26274.1
3
S&P総合500種 7400.96 -11.88 -0.16 7390.63 7409.5 7338.54
7
前営業日終値 7412.84
ダウ輸送株20種 19854.8 -188.7 -0.94
8 6
ダウ公共株15種 1125.75 +0.96 +0.09
フィラデルフィア半導体 11717.2 -363.7 -3.01
6 8
VIX指数 17.99 -0.39 -2.12
S&P一般消費財 1963.60 -21.01 -1.06
S&P素材 654.23 -0.95 -0.15
S&P工業 1475.43 -5.94 -0.40
S&P主要消費財 957.26 +14.68 +1.56
S&P金融 856.59 +6.10 +0.72
S&P不動産 283.11 +0.27 +0.10
S&Pエネルギー 878.60 +6.19 +0.71
S&Pヘルスケア 1697.95 +32.21 +1.93
S&P通信サービス 495.53 +0.44 +0.09
S&P情報技術 6572.97 -65.71 -0.99
S&P公益事業 458.83 +0.46 +0.10
NYSE出来高 14.29億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 62520 - 140 大阪比
シカゴ日経先物6月限 円建て 62500 - 160 大阪比