原因はロシアの電波妨害
防衛費拡大と防衛力強化への圧力が高まる中、ラトビアは東欧のNATO加盟国で国防トップが更迭された最新例となった。ルーマニアとリトアニアも2025年後半に国防相を交代させている。
ラトビア当局によると、先週2機のドローンがロシア側から同国領空へ侵入した。うち1機が、ロシア国境から約40キロ離れたレゼクネ近郊の燃料貯蔵施設で空の石油タンクに衝突した。
現場では小規模な火災が発生し、煙が立ち上る様子が確認されたが、消防隊が消火した。死傷者は報告されていない。
ウクライナのアンドリー・シビハ外相は、ラトビア領空を侵犯したドローンはウクライナ製で、ロシア国内の標的を狙っていたと述べた。
進路を外れたのは、ドローンの航法システムを妨害・混乱させるロシアの電子戦システムのためだと説明した。
ウクライナ当局者は「われわれの目標は、ラトビアや他のバルト諸国、そしてフィンランドの安全を最大限確保することだ」と述べた。
東欧のNATO領空防衛に割り当てられたNATO軍戦闘機は直ちに緊急発進した。ラトビアは自国領空をロシアへの直接攻撃に利用させない方針を維持してきたが、ロシアに対抗するウクライナのことは強く支持してきた。
しかし3月下旬には、ロシア西部の石油インフラを狙ったウクライナ製ドローンがラトビア領内に入り込んだほか、爆発物を搭載した複数のドローンがエストニアとリトアニアに落下した。うち1機はエストニアの発電所の煙突に衝突した。
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