──「心のネガティブさん」が訪れやすい人の特徴は何ですか。
特徴の一つ目は、「ネガティブをなんとかしなきゃ」と思いすぎることです。人間の感情は、想像以上にコロコロ変わるので、時が経てば自然とつらさや不安なども薄まっていくもの。ところが、「この気持ちをどうにかしなきゃ」と意識しすぎると、その気持ちをうまく処理できない自分のことをネガティブに捉えてしまいやすいんです。
大事なのは「まあそうだよね」と第三者の視点で軽く受け止めて、目の前のことに意識を向けることです。
二つ目の特徴は、「考えるのはよいこと」という思い込みを持っていること。「今ここ」に集中せず、過去や未来をつきつめる人ほど、空いた時間に余計なことを考えがち。これを「頭がお暇な人」と呼んでいます。「頭がお暇な人」は、一度思いついたことがぐるぐる頭の中を回り続けて、ますますネガティブになってしまうのも特徴です。
さらに三つ目の特徴ですが、「当たり前の水準」を高く設定しがちな人も要注意。「普通ならこれくらいできて当然」とハードルを上げて、自分を過小評価していることも。コップに水が半分あるとき、「半分しかない」と思うか「まだ半分ある」と思うか。その違いで、現実の捉え方は大きく変わるのです。
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