米内科学会(ACP)が乳がん検診の指針を改定したことについて、現場の医師たちが強い懸念を示している。

先月発表されたACPの新たな推奨事項によれば、無症状で平均的なリスクを持つ女性は、定期的なマンモグラフィ検査を50歳から開始し、2年ごとに行うべきだという。また、40〜49歳の女性については、一律の検診ではなく、医師と相談した上で個別に判断することを求めている。

しかし、多くの乳がん専門医にとっては、この指針は診察室で目にする現実とかけ離れた危険なものだ。

デラウェア州の乳腺・皮膚がん外科腫瘍医のアマニ・ジャンベカルは、指針が公開されるやいなや、「新しいACPのガイドラインは無視してください」とSNSで投稿し、大きな反響を呼んだ。「マンモグラフィが命を救うことは明白だ。40歳から毎年マンモグラフィを受けることが重要だ」と彼女は断言する。

ジャンベカルが危機感を抱くのは、検診を先延ばしにした結果、治療が困難な状態でがんが発見される患者を数多く見てきたからだ。

乳腺外科腫瘍医のアン・チュアンも、「初期の乳がんには自覚症状がない。マンモグラフィでしか見つけることができない」と強調する。

一方、テキサス州南部で診療を行うリサ・チャパは、地域に根ざした視点からこの指針を「無責任」だと批判する。彼女が診る中南米系のコミュニティでは、乳がん患者の3分の1が50歳未満で診断されているからだ。今回の指針は、こうした特定の層を切り捨てるものだと危惧している。

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