④ 聖地
イスラム教:メッカ
イスラム教最大の聖地で、預言者ムハンマドの生誕地。ムスリムが1日5回義務付けられる礼拝は、メッカの方角を向いて行う。巡礼の時期には世界中から毎年約250万人の教徒がメッカに集まる。
ユダヤ教:エルサレム
ユダヤ教最高の聖地。ダビデ王が首都とし、ソロモン王が第一神殿を建設。現存する嘆きの壁は第二神殿の遺構で世界中の教徒の祈りの場。メシア到来時に第三神殿が再建されるとも信じられている。
⑤ 礼拝堂
イスラム教:モスク
多数のムスリムが一緒に礼拝できる寺院で、キブラ(メッカの神殿の方角)に向かって建設される。イスラム都市の設計では、モスクを中心に病院や学校、住居が建設され、その名残が今も見られる。
ユダヤ教:シナゴーグ
礼拝や学習の場で、紀元前6世紀のバビロン捕囚で神殿を失ったユダヤ人が各地に設立した。神殿と違い犠牲祭儀は行わず、トーラーの朗読・祈禱・教育が中心。ユダヤ人コミュニティーの精神的拠点。
⑥ 主な宗派
イスラム教:スンニ派とシーア派
イスラム教の2大宗派で、スンニ派が約85〜90%、シーア派が約10〜15%を占める。7世紀、預言者ムハンマドの死後(632年)、後継者を選挙や合意で決めたスンニ派と、血統を重視したシーア派に分かれた。
ユダヤ教:律法の解釈で分かれる宗派
主要な宗派は、①戒律を厳格に遵守する正統派 ②律法を重視しつつ現代に適応する保守派 ③律法を時代に合わせて再解釈する改革派に大別される。宗教的実践を行わない世俗派も多い。
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